耐久性があり長持ちするラベルを必要とする企業にとって、熱転写プリンターを使用するとラベルは防水になるのかという質問はよくある質問です。
端的に言えば、はい、可能です。しかし、ラベルを防水にするのはプリンター自体ではありません。使用する消耗品が全てです。にじんだり色褪せたりしない防水ラベルを作るには、適切なリボンとラベル素材を選ぶ必要があります。
耐水性の鍵:リボン
熱転写プリンターは、リボンを「インク」として使用します。リボンには主に3種類あり、それぞれ耐水性が大きく異なります。
ワックスリボン:最も一般的で手頃な価格です。紙ラベルに高品質の印刷が可能ですが、防水性はありません。ワックスベースのインクは、濡れると簡単ににじんだり溶けたりします。
ワックス/レジンリボン:これらのリボンは、コストと耐久性のバランスに優れています。ワックスリボンよりも大幅に優れており、耐水性と耐汚れ性も適度に備えられています。
樹脂リボン:耐久性に優れた最高級品です。樹脂リボンは、丈夫なプラスチックベースのインクを使用し、水、薬品、油、摩耗に優れた印刷を実現します。防水ラベルが必要な場合は、樹脂リボンが不可欠です。
2つ目の鍵:ラベル素材
防水リボンを使用しても、紙に印刷するとラベルは長持ちしません。真の防水ラベルを作るには、リボンと防水素材を一致させる必要があります。
紙ラベル:最も一般的で手頃な価格のラベルです。一般的な用途には最適ですが、インクの耐水性に関わらず、紙自体は濡れると劣化してしまいます。
合成ラベル:耐久性と防水性に優れたラベルに最適な素材です。PP(ポリプロピレン)やPET(ポリエステル)などのプラスチックベースの素材で作られているため、防水性、耐裂性、そして水濡れに強いという特徴があります。
防水ラベルを作成するには、樹脂リボンと合成繊維ラベルを使用する必要があります。この組み合わせにより、印刷物と素材の両方が耐湿性を確保できます。
では、防水ラベルはどのように作ればよいのでしょうか?
熱転写プリンターで防水ラベルを作るのは簡単です:
熱転写プリンター + 樹脂リボン + 合成ラベル = 防水ラベル
この強力な組み合わせは、ラベルが湿気、化学物質、または屋外条件にさらされる次のような用途に最適です。
化学薬品容器/屋外植物タグ/医療研究室用バイアル/産業機器
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